上手になるということ
ちょっとこの前の続き。宇野千代さんの本の中から。。
<上手になると言うのはひたすらに続けてすることである>
そうだと、思う。少しまた、思い出話。
小学校高学年から、中学生の間、同じ社宅に住む同学年の女の子4人で、毎日、早朝マラソンをしていました。
社宅のまわりを数周して、最後はダッシュ!
私以外はなぜか3人とも、学年でもトップクラスの速さの子たち。私はかなり遅い方で、最初の頃は、1週抜かされたりしていました。
でも、毎日毎日、死にものぐるい?でがんばって、友達たちに、走るときのコツやなんかをアドバイスしてもらったりしているうちに、ずいぶん速くなったんですよね。
彼女たちに勝てることはなかったけど、ダッシュのときまではついていくことができるようになったし、1500M走、学年でも10位以内には入れるようになったんです。
そして、時は経ち、大学に入り、軽音楽に入れずにいた私は、友達に誘われ、テニスサークルへ。
数あるテニスサークルの中でも、かなりまじめなサークルで、学内では当時3番目の強さ。上の二つのサークルは、テニス経験者が多数なのに対し、初心者も多いけれど、強い、というところに惹かれました。その名も<わかもの>。(笑って!)
テニスも、なかなかうまくならなかった私に、秘密の特訓をしてくれた友人のK子。
すこし打てるようになると楽しくて、サークルの練習にもよく出るようになりました(好きな先輩ができたりしたのもあったけどね~懐)。
週3~4回、テニスを真っ黒になってやって、レギュラーにもなれたんですよ。
そのふたつの経験が、なんでも、一生懸命、やり続ける。しかも、はじめの方のある一時期は、回路ができるまで、集中的にやる!得意じゃなければ、人よりいっぱい練習する!そうすれば、けっこういい線まで、できるようになるもんだ、と、思わせてくれるようになったんです。
最近読んだ雑誌<THE21>の中で、漫画家佐藤秀峰さん(海猿やブラックジャックによろしくなどを描いた方)が、言ってました。
~漫画家になるためにもっとも必要なことは『漫画を描き続けられる才能』だと思います。実際、僕の周りでも、描き続けている人は、みんな、漫画家になっている。逆になれない人というのは、どこかで描くのをやめちゃうんですよ。~
花も、きっとそうかもと、思っています。
他の方の、すばらしい作品をみると、うわあ、、、♪と思うのと同時に、自分のこと、色々考えちゃうときもあります。
が、こうして、お花と毎日過ごしてきて、挿し続けてきて、これからも、挿し続けていくことは、きっと、進んでいっている、ということだと信じています。
もちろん、ただ、挿しているだけでは、進歩しないのかもしれないけれど。
またまた長くなってるけど、心に残ってる、宇野さんの言葉。。
________________________________________________
一つの作品を書いている間には、はたと行き詰まって手のつけようがないことがある。どう打開していったら好いか、皆目あての付かないことがある。もうこの作品は書き続けられない、と思うことがある。こんなときに私はどうするか。書かないで捨てて了うか。
そうではない。書かない訳にはいかない。七転八倒している間に、あっと声を上げて叫びたくなるような、これでなくて何を書こう、と思うような或ることを思いつく瞬間がある。
大小の違いはあるが、どんな作家でも同じ経験をする。この瞬間のことを、天与のものと思えるか。このことについては、ドストエフスキーも書いているし、阿波の人形師天狗屋久吉も語っている。それは悪戦苦闘している人間に対して、神様がご褒美として下される恩恵ではなく、悪戦苦闘している人間自身が、自己の力によって発見するものである。
私はそのことを信じる。信じるようになった。能力は神様が恩恵として下さるものではないから、手をこまねいていて、何もしないでいて、或る日ひょっこりと好い作品はかけない。そういう幸運、乃至はえこひいきは望めない。その絶体絶命の、掛け値なしの自分の力だけで仕事をするのだと思うことによって、或る勇気が湧く。不思議なことである。
________________________________________________
うん!勇気がわきます!
きゃー、かなーり固かった?つきあって読んだくれた方、ありがとうござます!
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ちょっとこの前の続き。宇野千代さんの本の中から。。
<上手になると言うのはひたすらに続けてすることである>
そうだと、思う。少しまた、思い出話。
小学校高学年から、中学生の間、同じ社宅に住む同学年の女の子4人で、毎日、早朝マラソンをしていました。
社宅のまわりを数周して、最後はダッシュ!
私以外はなぜか3人とも、学年でもトップクラスの速さの子たち。私はかなり遅い方で、最初の頃は、1週抜かされたりしていました。
でも、毎日毎日、死にものぐるい?でがんばって、友達たちに、走るときのコツやなんかをアドバイスしてもらったりしているうちに、ずいぶん速くなったんですよね。
彼女たちに勝てることはなかったけど、ダッシュのときまではついていくことができるようになったし、1500M走、学年でも10位以内には入れるようになったんです。
そして、時は経ち、大学に入り、軽音楽に入れずにいた私は、友達に誘われ、テニスサークルへ。
数あるテニスサークルの中でも、かなりまじめなサークルで、学内では当時3番目の強さ。上の二つのサークルは、テニス経験者が多数なのに対し、初心者も多いけれど、強い、というところに惹かれました。その名も<わかもの>。(笑って!)
テニスも、なかなかうまくならなかった私に、秘密の特訓をしてくれた友人のK子。
すこし打てるようになると楽しくて、サークルの練習にもよく出るようになりました(好きな先輩ができたりしたのもあったけどね~懐)。
週3~4回、テニスを真っ黒になってやって、レギュラーにもなれたんですよ。
そのふたつの経験が、なんでも、一生懸命、やり続ける。しかも、はじめの方のある一時期は、回路ができるまで、集中的にやる!得意じゃなければ、人よりいっぱい練習する!そうすれば、けっこういい線まで、できるようになるもんだ、と、思わせてくれるようになったんです。
最近読んだ雑誌<THE21>の中で、漫画家佐藤秀峰さん(海猿やブラックジャックによろしくなどを描いた方)が、言ってました。
~漫画家になるためにもっとも必要なことは『漫画を描き続けられる才能』だと思います。実際、僕の周りでも、描き続けている人は、みんな、漫画家になっている。逆になれない人というのは、どこかで描くのをやめちゃうんですよ。~
花も、きっとそうかもと、思っています。
他の方の、すばらしい作品をみると、うわあ、、、♪と思うのと同時に、自分のこと、色々考えちゃうときもあります。
が、こうして、お花と毎日過ごしてきて、挿し続けてきて、これからも、挿し続けていくことは、きっと、進んでいっている、ということだと信じています。
もちろん、ただ、挿しているだけでは、進歩しないのかもしれないけれど。
またまた長くなってるけど、心に残ってる、宇野さんの言葉。。
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一つの作品を書いている間には、はたと行き詰まって手のつけようがないことがある。どう打開していったら好いか、皆目あての付かないことがある。もうこの作品は書き続けられない、と思うことがある。こんなときに私はどうするか。書かないで捨てて了うか。
そうではない。書かない訳にはいかない。七転八倒している間に、あっと声を上げて叫びたくなるような、これでなくて何を書こう、と思うような或ることを思いつく瞬間がある。
大小の違いはあるが、どんな作家でも同じ経験をする。この瞬間のことを、天与のものと思えるか。このことについては、ドストエフスキーも書いているし、阿波の人形師天狗屋久吉も語っている。それは悪戦苦闘している人間に対して、神様がご褒美として下される恩恵ではなく、悪戦苦闘している人間自身が、自己の力によって発見するものである。
私はそのことを信じる。信じるようになった。能力は神様が恩恵として下さるものではないから、手をこまねいていて、何もしないでいて、或る日ひょっこりと好い作品はかけない。そういう幸運、乃至はえこひいきは望めない。その絶体絶命の、掛け値なしの自分の力だけで仕事をするのだと思うことによって、或る勇気が湧く。不思議なことである。
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うん!勇気がわきます!
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