花屋スタッフさん向け☆切花講座
ここ数日 花屋さんに勤める生徒さんや、スタッフさんと話していて、私が思っているよりも、もっとお花のことを知る余地があるかな、と感じ、 ふと 思い立ったので、今日は、花屋さんのスタッフさん(勤続1年位)の方向け!
今のお花の知識 あれこれ 講座~!!
まず、お客様に
Q『今の旬は なんですか?』『今日のおすすめは 何ですか?』と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
はい、考えましょう~♪
A(例),そうですね~、、寒い日が続きますけれど、お花は、もう、春のお花がいっぱいなんですよ。
早春の球根植物もきれいですし、この時期は、香りのよいお花もおすすめです。花って、どれも香りがありそうでいて、意外と香りを感じることのできるお花って、一年通して少ないんですよ。今の、この時期は、香りのあるお花が豊富な時期なので、ぜひ、楽しまれるといいと思います。
あとは、旬、という訳ではないですが、今日は平塚のバラ園さんから、直送で、バラが届いているんですが、私は、その中でも、このカップ咲きのバラが好きですね。
あとは、この大輪のカーネーションも、微妙な色合いがとても素敵ですよ。なかなか入らない品種です。
Q,旬の球根植物って、たとえば、どれなんですか?
A,水仙、チューリップ、フリージア、ラナンキュラス、アネモネ、ヒヤシンス、アリウムコワニーなどですね。
Q、球根植物って、水揚げとか、日持ちとか、どうなんですか?
A,球根植物は、ほんとに、水揚げ簡単で、ちゃんと切って、水についていれば、まず、きちんとお花を咲かせてくれます。花瓶のお水は、少なめで大丈夫。ただ、よくお水を吸うので、お水がなくなったりしないように気をつけてくださいね。
でも、たまに、あー!チューリップがぐったりしてる、、、お水についてなかったんだ、、なんて時も、大丈夫!切り口を新しくして、お水にいれてあげれば(できれば新聞紙などでくるんで、まっすぐしてあげて)、見る見る間に しゃきーーーーん☆と、元通り!
*日持ちは、冬は、室温によって、かなり 保ちがかわります。玄関で、寒いところに置くのと、リビングで暖房が入っているところに置くのでは、まったく変わりますね(そういえば、寒い場所にいる私たち花やは、長持ちするんじゃなかろうか、、笑)。
例えば、同じ 水仙。生徒さんのえみこさんのお家は、リビングで 1週間。かずえさんのお家の玄関では、2週間たっても まだきれい。
なので、置く場所によって変わりますよ、と前置きをして、その上で、だいたいの目安をいいます。
私は、少し、短めに言います。その方が、あ、店員さんが言ってたより 長くもった~♪って、得した気持ちになるかなって。
私が 伝えているのは
チューリップ、アネモネ、水仙は、1週間~10日
フリージア、ラナンキュラス、ヒヤシンスは、10日~2週間(でも、3週間くらいいけちゃったりする)
コワニーは、よく持ちますね。2週間以上(生徒さんなんかからは 1ヶ月保った!って言われます)
ただこれは、1-2月での 話で、気温が高くなってくる3月以降は、もう少し、短くなっていきますね。
*次に、その球根植物の、それぞれの 特性を ご紹介。
☆水仙、、白に中央が黄色の 日本水仙は、つぼみもついているので、上記の日持ちですが、つぼみなしで出荷される 黄色のラッパ水仙などは、日持ちは数日。水仙は、そろそろ会えなくなるので、欲しい方は、今、飾りましょう。来年まで会えないですよ。
先日いらしたお客様は、水仙は きれいだし、長く楽しめたし、お花が終わっても、葉だけをかざっていても、すがすがしくて、きれいで よかった とおっしゃってました。
葉っぱは、裏側から 優しくしごいてあげると、きれいなカーブが作れるので、表情をだしたいときは、そうしてみてくださいね。
下の方についている 白い薄皮のようなものは『はかま』と言われています。
この上で 茎を切ってしまうと、葉っぱは ばらばらになってしまいます。
生け花などでは、はかまを そっとはずして、茎を切り、もう一度、はかまをはめ込むのですが、みなさんなかなか上手くいかないようなので、なるべく 外さず飾る方がいいかな。
アレンジなどで 使う時に はかまの上で切った時は、オアシステープなどで、くるりと留めてから挿します。
☆チューリップ、、入学時期のイメージが強いかもしれませんが、自然に開花する4月頃は、切花としては出荷は終わってしまうんです。2月~3月初旬が おすすめですね。
スタンダードな花型の他にも、先のとんがったユリ咲き、たわわな八重咲き、がばっと個性的なパロット咲き(パロット=オウムの羽のような、花びら)などがあります。今、色も豊富なので、この時期に、いろいろと 飾ってみて下さいね。
チューリップは、気温が高いと、咲きが早く 日持ちが短めになります。室温のとても高い病院のお見舞いなどには、敬遠されることも多いです。保ちを重視されているのなら、避けた方が無難ですが、かわいらしいし、春を感じさせてくれるので、きっと 入院中の方も 喜んでくれるかと思うのですけれど。
そうそう、バレリーナという オレンジ色の ユリ咲きのチューリップがありますが、とても香りがいいんですよ。咲くと、まさにバレリーナのチュチュのような形になります♪
☆フリージア、、人気のある香りの高い球根植物です。黄色、白、紫、ピンク、、など 色々な色がありますが、香りが最も高いのは 黄色です。色によって、香りも違うんですよ。
☆ラナンキュラス、、ここ近年、ぐっと人気上昇しています。色は、白、ピンク、赤、黄色、オレンジ、グリーン、、通常の大きさのものと、ぐっと大きい巨大輪系のものとあります。
もちは、かなり よいのですが(うちでも 今、3週間たっても 元気な子が飾られています)、頭が大きい割に、茎の中が空洞になっているため、折れてしまうことが あります。茎が耐えられなさそうだな、と思った時は、早めに 茎の空洞部分にワイヤー(22番くらい)をいれてしまうのも 一案です。
ただ、できれば、茎がしっかりした丈夫な子を仕入れたいですね。
☆アネモネ、、上記の ラナンキュラスと 同じキンポウゲ科の仲間です。色は他に、紫、白など。咲いたり閉じたりを 繰り返します。大人っぽい お花ですね。室温が低いと 良く持ちますが、高いと 早めに終わるのは、チューリップと同じくらい。
☆ヒヤシンス、、、今日のトップの写真に写ってますね。水栽培でおなじみですが、切花としては おしゃれ☆な花材として扱われています。とても香りががよいですよ。
☆アリウムコワニー、、純白で、小さなお花をつぎつぎ咲かせます。とても日持ちがよいです。アリウムというのは、ネギ科のお花につく名称で、初夏の丹頂アリウムなどもそうです。
ネギ科のお花は、茎を切ると ネギ臭いこともあるのですが、このコワニーは平気です。ミスカンサスなどの 細い葉っぱ2-3本と一緒に一輪挿しにも おすすめです。
お花の水揚げ、管理、日持ち、特性、、、その辺りと、できたら、他のお客さんの 喜んでいらしたお話とか、自分は、こんな風に家で飾ったら こうだった とか、個人的なお話も ちらっと添えられると、お客様にとっては 印象的ですよね。
ふううう、、昨日の夜、思い立って書き出したら、熱血で 次から次へと 言葉が終わらず、、
今回は、球根植物だけで おしまい☆
本当は、産地さんのことなども、もっと伝えられると いいのだけれど、私達も、それができるのは、ごく一部のお花ですね。
また、近いうちに、香りのよい花(今日の球根植物の中にも、ありましたが)、その他の春のお花、特集やりますね~*^^*
お客様に、季節の花を楽しむハッピー、お伝えしたいですね♪
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ここ数日 花屋さんに勤める生徒さんや、スタッフさんと話していて、私が思っているよりも、もっとお花のことを知る余地があるかな、と感じ、 ふと 思い立ったので、今日は、花屋さんのスタッフさん(勤続1年位)の方向け!
今のお花の知識 あれこれ 講座~!!
まず、お客様に
Q『今の旬は なんですか?』『今日のおすすめは 何ですか?』と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
はい、考えましょう~♪
A(例),そうですね~、、寒い日が続きますけれど、お花は、もう、春のお花がいっぱいなんですよ。
早春の球根植物もきれいですし、この時期は、香りのよいお花もおすすめです。花って、どれも香りがありそうでいて、意外と香りを感じることのできるお花って、一年通して少ないんですよ。今の、この時期は、香りのあるお花が豊富な時期なので、ぜひ、楽しまれるといいと思います。
あとは、旬、という訳ではないですが、今日は平塚のバラ園さんから、直送で、バラが届いているんですが、私は、その中でも、このカップ咲きのバラが好きですね。
あとは、この大輪のカーネーションも、微妙な色合いがとても素敵ですよ。なかなか入らない品種です。
Q,旬の球根植物って、たとえば、どれなんですか?
A,水仙、チューリップ、フリージア、ラナンキュラス、アネモネ、ヒヤシンス、アリウムコワニーなどですね。
Q、球根植物って、水揚げとか、日持ちとか、どうなんですか?
A,球根植物は、ほんとに、水揚げ簡単で、ちゃんと切って、水についていれば、まず、きちんとお花を咲かせてくれます。花瓶のお水は、少なめで大丈夫。ただ、よくお水を吸うので、お水がなくなったりしないように気をつけてくださいね。
でも、たまに、あー!チューリップがぐったりしてる、、、お水についてなかったんだ、、なんて時も、大丈夫!切り口を新しくして、お水にいれてあげれば(できれば新聞紙などでくるんで、まっすぐしてあげて)、見る見る間に しゃきーーーーん☆と、元通り!
*日持ちは、冬は、室温によって、かなり 保ちがかわります。玄関で、寒いところに置くのと、リビングで暖房が入っているところに置くのでは、まったく変わりますね(そういえば、寒い場所にいる私たち花やは、長持ちするんじゃなかろうか、、笑)。
例えば、同じ 水仙。生徒さんのえみこさんのお家は、リビングで 1週間。かずえさんのお家の玄関では、2週間たっても まだきれい。
なので、置く場所によって変わりますよ、と前置きをして、その上で、だいたいの目安をいいます。
私は、少し、短めに言います。その方が、あ、店員さんが言ってたより 長くもった~♪って、得した気持ちになるかなって。
私が 伝えているのは
チューリップ、アネモネ、水仙は、1週間~10日
フリージア、ラナンキュラス、ヒヤシンスは、10日~2週間(でも、3週間くらいいけちゃったりする)
コワニーは、よく持ちますね。2週間以上(生徒さんなんかからは 1ヶ月保った!って言われます)
ただこれは、1-2月での 話で、気温が高くなってくる3月以降は、もう少し、短くなっていきますね。
*次に、その球根植物の、それぞれの 特性を ご紹介。
☆水仙、、白に中央が黄色の 日本水仙は、つぼみもついているので、上記の日持ちですが、つぼみなしで出荷される 黄色のラッパ水仙などは、日持ちは数日。水仙は、そろそろ会えなくなるので、欲しい方は、今、飾りましょう。来年まで会えないですよ。
先日いらしたお客様は、水仙は きれいだし、長く楽しめたし、お花が終わっても、葉だけをかざっていても、すがすがしくて、きれいで よかった とおっしゃってました。
葉っぱは、裏側から 優しくしごいてあげると、きれいなカーブが作れるので、表情をだしたいときは、そうしてみてくださいね。
下の方についている 白い薄皮のようなものは『はかま』と言われています。
この上で 茎を切ってしまうと、葉っぱは ばらばらになってしまいます。
生け花などでは、はかまを そっとはずして、茎を切り、もう一度、はかまをはめ込むのですが、みなさんなかなか上手くいかないようなので、なるべく 外さず飾る方がいいかな。
アレンジなどで 使う時に はかまの上で切った時は、オアシステープなどで、くるりと留めてから挿します。
☆チューリップ、、入学時期のイメージが強いかもしれませんが、自然に開花する4月頃は、切花としては出荷は終わってしまうんです。2月~3月初旬が おすすめですね。
スタンダードな花型の他にも、先のとんがったユリ咲き、たわわな八重咲き、がばっと個性的なパロット咲き(パロット=オウムの羽のような、花びら)などがあります。今、色も豊富なので、この時期に、いろいろと 飾ってみて下さいね。
チューリップは、気温が高いと、咲きが早く 日持ちが短めになります。室温のとても高い病院のお見舞いなどには、敬遠されることも多いです。保ちを重視されているのなら、避けた方が無難ですが、かわいらしいし、春を感じさせてくれるので、きっと 入院中の方も 喜んでくれるかと思うのですけれど。
そうそう、バレリーナという オレンジ色の ユリ咲きのチューリップがありますが、とても香りがいいんですよ。咲くと、まさにバレリーナのチュチュのような形になります♪
☆フリージア、、人気のある香りの高い球根植物です。黄色、白、紫、ピンク、、など 色々な色がありますが、香りが最も高いのは 黄色です。色によって、香りも違うんですよ。
☆ラナンキュラス、、ここ近年、ぐっと人気上昇しています。色は、白、ピンク、赤、黄色、オレンジ、グリーン、、通常の大きさのものと、ぐっと大きい巨大輪系のものとあります。
もちは、かなり よいのですが(うちでも 今、3週間たっても 元気な子が飾られています)、頭が大きい割に、茎の中が空洞になっているため、折れてしまうことが あります。茎が耐えられなさそうだな、と思った時は、早めに 茎の空洞部分にワイヤー(22番くらい)をいれてしまうのも 一案です。
ただ、できれば、茎がしっかりした丈夫な子を仕入れたいですね。
☆アネモネ、、上記の ラナンキュラスと 同じキンポウゲ科の仲間です。色は他に、紫、白など。咲いたり閉じたりを 繰り返します。大人っぽい お花ですね。室温が低いと 良く持ちますが、高いと 早めに終わるのは、チューリップと同じくらい。
☆ヒヤシンス、、、今日のトップの写真に写ってますね。水栽培でおなじみですが、切花としては おしゃれ☆な花材として扱われています。とても香りががよいですよ。
☆アリウムコワニー、、純白で、小さなお花をつぎつぎ咲かせます。とても日持ちがよいです。アリウムというのは、ネギ科のお花につく名称で、初夏の丹頂アリウムなどもそうです。
ネギ科のお花は、茎を切ると ネギ臭いこともあるのですが、このコワニーは平気です。ミスカンサスなどの 細い葉っぱ2-3本と一緒に一輪挿しにも おすすめです。
お花の水揚げ、管理、日持ち、特性、、、その辺りと、できたら、他のお客さんの 喜んでいらしたお話とか、自分は、こんな風に家で飾ったら こうだった とか、個人的なお話も ちらっと添えられると、お客様にとっては 印象的ですよね。
ふううう、、昨日の夜、思い立って書き出したら、熱血で 次から次へと 言葉が終わらず、、
今回は、球根植物だけで おしまい☆
本当は、産地さんのことなども、もっと伝えられると いいのだけれど、私達も、それができるのは、ごく一部のお花ですね。
また、近いうちに、香りのよい花(今日の球根植物の中にも、ありましたが)、その他の春のお花、特集やりますね~*^^*
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